2009年 11月 11日
日の出濃霧 2 |
「さあ、今日は早く寝るぞ。明日も日の出濃霧取りに行くからな」
父さん、妙に張り切って床についたの。母さんもわたしもワルテルもちょっと呆れ顔なの。
ねえねえ、父さん、どうして明日も霧が出るってわかるの?
「最近、昼間の気温は15度超えるだろう、ソーラ? それに空気があんまり乾いてない。でも、朝の気温は毎日零度前後だ。こういう時の朝は霧が出るんだよ。そう決まってるんだ」
父さん、お写真はじめてから、天候のことに凄く詳しくなってるの。毎日天気図チェックするし、夜のシッコとウンチだけの散歩の時も必ず星空を確かめるの。
明日は晴れるのかな、曇るのかな、それとも雨が降るのかな? 毎晩そんなこと考えながら眠るんですって。大変なの。
それはそれとして、父さんの予言通り、翌日の朝も発地は濃霧の中。でも、前の日の霧とは微妙に表情が違ってて、日の出の美しさも格別だったの。
父さんは張り切って写真撮って、わたしたちは張り切って遊んで、でも、父さんが「ステイ」って言ったら立ち止まって、「カム」って言ったら父さんめがけてダッシュして、そうするとたくさん褒めて撫で撫でしてもらえるから、わたしもワルテルも競って父さんの言うこと聞くの。
あ、ワルテルはパトロールモードに入ると時々父さんの声が聞こえなくなって、「ワルテルーっ!」って父さんの声が大魔神の声になることもあるの(爆)。
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by walterb
| 2009-11-11 09:16
| 日常