2010年 01月 05日
我が家的初日の出 |
父さん、朝起きたらいつものようにお外の様子確かめて、それから母さんを揺り起こしたの。
「今日は日の出が見られるよ。みんなで見に行こう」
草津は大晦日からずっと雪だったから、わたしたちまだ初日の出見てなかったの。久々に晴れ間が覗いてて、それで母さんも一緒に日の出を見に行くことになったの♪
気温はマイナス8度。6時半を過ぎてるのに辺りはまだ薄暗くて、雪が青白く光ってて、なんだかもの悲しい感じの雪景色だったの。
「来なきゃよかった……」
母さん、寒さに震えながら父さんに聞こえないようにぶつぶつ言ってたのー。
だけど、しばらくすると東の空がほんのり紅色に染まり出して、世界がみるみるうちに姿を変えはじめたの。父さんやわたしたちには見慣れた光景だけど、母さん久しぶりの朝の散歩で、おまけに東京生まれの東京育ちだから、空と世界の変化に足を止めて見入りだしたの。
「凄い、凄い!!」
子供みたいにはしゃいで、寒さも忘れちゃったみたいだったの。
紅色が茜色に、茜色がオレンジに、オレンジが黄色に、黄色が白に。
刻一刻と空の色が変わって、薄暗かった畑に柔らかい光が差して、わたしたちの影が長く伸びて……
そして、山の向こうにお日様が顔を出したの。
もう元旦じゃないけど、わたしたちの初日の出♪
「ワルテルもいれば最高だったのに」
って母さん言ったけど、その後両手を合わせて、お日様に深々とお辞儀したの♪
画像をクリックすると大きくなります。
by walterb
| 2010-01-05 10:54
| 日常