2010年 07月 23日
Yさんちのいちごハウス |
発地の農地で、ぼくたちがいつもリードを外してもらって遊ぶ休耕地があったんだ。だけど、今年の二月ぐらいからかな、そこにおっきなビニールハウスが建っちゃったんだよね。
「ちきしょう。絶好の遊び場だったのに}
って、父ちゃん地団駄踏んでたけどしょうがないよね。
で、こないだの夕方、いつものように散歩してたら、ビニールハウスから人が出てきて「馳さーん」って声をかけてきたんだ。父ちゃん怪訝な顔してたけど、近づいていくと破顔して「なんだ、Yさんじゃない。このビニールハウス、Yさんのだったんだ」って言ったんだよ。
Yさんってのは、軽井沢の美味しいレストランに野菜をたくさんおろしてるファームの経営者。ほんっとにほんとに美味しい野菜を作る人なんだ。軽井沢の飲食店でYさん知らないのはもぐりだって言われるぐらいなんだよ。
ぼくたちの遊び場を奪ったのは、そんなYさんのビニールハウスだったんだ。
「このハウスでなに栽培してるの?」
って父ちゃんが聞いたら、Yさん、にんまりして「いちごです」って言ったんだ。そしたら父ちゃん「中見せて! いちご食いたい!!」ってわがまま言い放題。Yさんの作るいちごだから美味しいに決まってるんだ。食べたくてしょうがなくなるんだよね。
「おまえは中でシッコするからだめ」って言われて、ぼくとソーラはいちごハウスの外で待たされてたんだけど、しばらくしてハウスから出てきた父ちゃんの顔はにっかにか。ただ甘いだけじゃなくて、ちゃんと酸味があってジューシーで、とっても美味しいいちごだったんだって。
ああ、ぼくたちもいちご食べたかったよ!!
今度ね、父ちゃんと母ちゃんでいちごの収穫手伝って、お裾分けしてもらうんだって。その時はぼくたちもおこぼれに預かれるといいなー。
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by walterb
| 2010-07-23 08:30
| 日常