2008年 06月 28日
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ここんとこ、父ちゃん、夜になるとなんか難しそうな本読んでるんだ。
パソコンに向かってる時と、本を読んでる時は、父ちゃん、仕事してるってことだから邪魔しちゃいけないことになってるんだ。ソーラはまだそれがわからなくて、時々叱られてるけど、ぼくはもう、その辺のこと、しっかり叩きこまれてるから、邪魔は絶対にしないよ。
それでもさ、夜は基本的には父ちゃんに甘えて、父ちゃんに撫で撫でしてもらっていい時間なんだ。だって、昼間父ちゃんが仕事してる時は、ぼくもソーラもじっといい子にしてるんだからね。
それなのに毎晩本読まれたら、ちょっとたまらないよ。
ねえ、父ちゃん、なんの本読んでるのさ? たまには可愛がってよ。思いきり甘えさせてよ。
「これはな、ワルテル、犬の病気の本なんだ。アメリカ人だかヨーロッパ人が書いたのを、素人みたいな翻訳者が訳した本だから読みづらくてなー。時間がかかる。もうちょっと我慢しろ」
なんでそんな本読んでるの?
「おまえ、この時期になるといつも目が赤いだろう? しょっちゅう下痢になるだろう? 絶対、花粉かなにかのアレルギーなんだ。近いうちにまたアレルギー検査してもらって、対処法考えるけどな、でもさ、食事とかなんとか、おれにできることでおまえのアレルギー、少しでも楽にならないかなと思ってるんだ。だって、かゆかゆとか下痢とか、おまえも辛いだろう」
父ちゃん、そういって、ぼくの頭、ゆっくり優しく撫でてくれて、それからまた、本読みはじめたんだ。
ぼく、もう、父ちゃんの邪魔しなかったよ。
父ちゃんはぼくのボスで、父ちゃんのやることには意味があるんだ。いっつもいっつも、ぼくたちが幸せでいられるよう考えてくれてるんだ。
だから、たまに可愛がってもらえなくても、ぼくもソーラも毎晩、安心して眠れるんだよね。
父ちゃん、いっつもありがとうってぼくが言うと「おまえたちこそ、おれを選んでくれてありがとう」って父ちゃん言うんだよ。
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by walterb
| 2008-06-28 09:51
| 日常