2008年 08月 06日
父さんの愚痴 |
相変わらずワルテルはわたしのお尻の匂い嗅ぎまくるの。
匂い嗅いでる間は他のこと見えなくて聞こえなくなるらしくて、父さんがなにか言っても知らんぷりなの。ううん、やっぱり聞こえてないみたいなの。
父さんがのっしのし近づいてきて、そしたら父さんの怒りオーラが伝わってきて、ワルテル、やっとわたしの匂い嗅ぐのやめて、父さんにごめんなさいするの。
「しょうがないけどな~」って、父さん、空を見上げるの。
ここ2、3日、父さんの黒い箱、あんまり出番がないの。だって、ワルテル、わたしのお尻の匂い嗅いでるだけなの。ほんとにそれだけなの。何回シャッター切っても、同じ写真になるの。
わたしとワルテルを駆けっこさせようって、父さん、あの手この手使ったりするんだけど、いつもわたしが先頭走るの。ワルテルはわたしのお尻追いかけるの。いっつも同じなの。
二日ぐらい前かしら、軽井沢、この夏一番の暑さになったの。気温32度だったの。暑くてもわもわしてて、人も多くて、父さん、歩き回る散歩嫌だからって、わたしたちを庭に出したの。
あんまり暑くて、わたしたちすぐはぁはぁになったから、父さん「水遊びだーっ!!」って言って、シャワーのノズルミストにしてかけてくれたの。わたしは冷たくて気持ちよくてはしゃぎたかったんだけど、ワルテルはただただわたしのお尻の匂い嗅ごうとするの。
わたしはそれが嫌で、お座りして動かなくなるの。
父さん、わたしたちを盛り上げようと必死だったんだけど、そのうちむなしくなってきたらしくて、デッキの椅子に座って溜息漏らしたの。
ただでさえ夏はわたしたちの動き鈍くて写真撮るの大変なのに、わたしがヒートになったら、さらにさらに写真撮れないの。
父さん、椅子に座ったままワルテル呼んで、ぶつぶつぶつぶつ愚痴言ったの。でも、ワルテル、心ここにあらずで、父さんの愚痴の途中でふらっと立ち上がって、またわたしのお尻の匂い嗅ぎにくるの。
父さん、汗だらだら流しながら「あー、もうっ」って言って、うなだれたの。
写真、最初の2枚以外は、わたしがヒートになる前のやつなの。
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by walterb
| 2008-08-06 09:15
| 日常