2010年 07月 31日
ラー油 |
先日、所用で東京に行っていた連れあいが、軽井沢に戻って来るなり「これ、絶対に食べて!!」と言って、小さなビニール袋を押しつけてきた。
中に入っていたのは自家製と思しきラー油だ。
「なに? また食べるラー油? いいよ。いくつか試して食ってみたけど、どれもこれもたいしたことないじゃん。みんな、ブームに踊らされすぎなんだよ」
そんなわたしに「クリクリのケンさんが作ったラー油なの。わたし、ひとりで行ってきて、あまりにも美味しいから主人の分、持ち帰らせてってわざわざお願いしたのよ」と連れあいは言った。
クリクリというのは、東京の我が家のすぐそばにある無国籍料理のレストランだ。料理はどれもこれも美味しく、おまけに値段もリーズナブルなのでしょっちゅう通っていた。
食べるラー油だのなんだのかんだの、ブームになる食べ物には辟易している。どこのだれが仕掛けるのかしらないが、味の前にあざとさが先に立ってしまうのだ。
だが、クリクリのケンさんが作ったというなら話は別だ。ケンさんの料理には外れがない。正当なフレンチ、イタリアンからエスニック料理まで、ケンさんの作る料理はなんだって旨いのだ。
さっそく、白いご飯にケンさんのラー油をかけて食べてみた。茶碗飯二杯をあっという間に食べ尽くしてしまった。写真に撮るのも忘れてしまった。
カレー風味の、なんとも優しい味のラー油だった。噛めば噛むほど食材の香りと味が口の中に広がって、一緒に食べる白米の甘さまで強く感じられるようになる。これなら、ブームだなんだを頭の隅に置いていくらでも食える。
さすが、ケンさん。これが食べられるなら、ブームも捨てたものじゃない。
ビストロ クリクリは渋谷区代々木三丁目。近くに来る用事がある人も、そうじゃない人も、ケンさんのラー油を1度お試しあれ!
写真はビストロ クリクリとは関係ありません(爆)。
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by walterb
| 2010-07-31 10:09
| 父ちゃんの呟き