2009年 04月 14日
ええええぇぇぇっ!!! |
今日はぼくの5歳の誕生日なんだ。
ちょうど一ヶ月前のソーラの誕生日は、ソーラ、チーズもらって、ぼくもお裾分けしてもらったから、ぼくの誕生日にはなにもらえるのかなって期待してたんだよ。
それなのに、父ちゃん、全然知らん顔。
「父ちゃん、父ちゃん、今日、なんの日か知ってるよね?」
「うん、知ってる」
「じゃあさ、誕生日のご馳走はなに? おやつも特製?」
「そんなものない」
「えええええぇぇぇぇっ!!!!!」
「去年もそうだったろう? おまえの3歳の誕生日の時に言ったはずだ。もう、誕生日が来たって祝ってやらない。おまえは永遠の3歳児でいいんだ、年取らなくていいんだって」
「そんなー」
「ソーラだって、3歳の誕生日が過ぎたらもう祝わないからな」
父ちゃん、取り付く島もないよー。こんな時、いつもぼくの味方してくれる母ちゃんは東京だし。とほほほほー。
しょんぼりしてたら、父ちゃんがいきなりぼくをハグしたんだ。
「だって、5歳だぞ、馬鹿野郎。大型犬の、バニの平均寿命で言ったら、もう半分生きたってことじゃねえか。そんなの祝えるか」
ぼくの首筋撫でながら父ちゃん、そう言うんだ。
「わかってるんだろうな、ワルテル。元気で癌にならずに長生きする。おまえ、おれとそう約束してるんだからな。だから父ちゃん、くそ忙しいのにアレルギー体質のおまえのためにいろいろ調べて、美味しいご飯毎日作ってやってるんじゃねえか。毎日が誕生日のご馳走だ。いまさら特別なもの寄こせなんて虫がよすぎるんだ」
ぼくはわけもわからず、でも、父ちゃんにハグしてもらって嬉しいから尻尾ぶんぶんぶんだったよ。
「今な、2階の雪音たちの部屋で、馬のアキレス腱日干しにしてジャーキー作ってるから、完成したら食わせてやる。それまで待ってろ」
そう言って父ちゃん、ぼくから離れていったんだ。
…………ジャーキー、いつ完成するのかな?
追記
お友達のれおんが虹の橋のたもとに行っちゃったんだ。頑張って病気と闘ってたんだけど……
何年か前に、清里でバニが100匹以上集まるイベントがあったんだけど、そこでぼくは東のエロエロ大王、れおんは西のエロエロ大王って称号をもらったんだよ。
れおん、ゆっくり眠ってね。
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by walterb
| 2009-04-14 09:07
| 日常