2009年 10月 07日
美しい心 |
9月後半から10月にかけては恒例になっちゃった感のある霧の朝!
ぼくとソーラは飛び跳ねながら、父ちゃんは重い足取りで、いつもの農地に散歩に行ったんだ。
けっこう濃い霧でさ、こうも連日じゃなかったら、父ちゃんはりきって霧の中で遊ぶぼくらを撮ったと思うんだよ。だけど、もう、霧にはうんざりだって。カメラ構えてファインダー覗いても、溜息ひとつ漏らすだけでシャッター切らないことが多いんだ。
そんな感じで歩いてたら、コスモスの群生が生えてる一画に出くわしたんだよ。
あのね、前にも書いたと思うけど、父ちゃん、花を撮るのが苦手なんだ。なにをどう撮ってもうまくいかないの。
「そりゃ、おまえが花を愛してないからだ」
って写真のお師匠さんに言われて、うん、まったくその通りって納得しちゃって、よっぽどのことがない限り、花にはレンズ向けないんだよ。
でもね、先日、写真友達が口にした驚異的な名言が父ちゃんの頭の中によみがえったんだって。
あなたの心が美しいから、あなたが撮る花も美しいんです。
身体中に蕁麻疹が浮き出てきそうな言葉だけどさ、父ちゃんったら、「ワルテル、おれの心も美しいよな? ん? 心が美しいなら、花だって美しく撮れるよな、ん?」って言って、コスモスの群生にレンズを向けたんだ。
どう、みんな? 父ちゃんの心、美しいと思う?(爆)
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by walterb
| 2009-10-07 08:37
| 日常