2009年 12月 17日
朝の森 移ろう色 |
駐車場に着いた時は辺りはまだ薄暗かったよ。空だけ、オレンジ色に焼けてたけど、まだお日様は顔を見せてもくれてないんだ。
うっすら雪の積もった林道はかちんかちんに凍ってて、つるんつるん。父ちゃん、何度も「あっぶねー」って言いながら運転してたんだ。スタッドレスタイヤはいててもだめなものはだめ。時速20キロ以下ののろのろ運転で、それでもタイヤが氷の上に乗ると、つるんって滑るんだ。
ぼくも最初は勢いよく駆けてたけど、途中から慎重歩きモードに切り替えたよ。父ちゃんは道路脇の枯葉の上をずっと歩いてた。アスファルトの上はとてもじゃないけど歩けないって。
しばらくすると、空がオレンジから青に変わってくるんだ。10分ぐらい経ってたかな?
それからまた10分ぐらいすると、森の向こうにお日様が顔を出したよ。なんだか、大地と空に裂け目をいれてるようだったね。
日の出直後はまだ、世界はうっすらと青いんだ。
だけど、お日様が高くなってくると、青い雪はクリーム色に変わってきらきら輝き出すんだよ。父ちゃんがいつもいってるんだけどね、「冬の朝はほんとに素敵だ」って。
ちなみにこの時の気温はマイナス7度。
でも、森の木々たちが風を遮ってくれるでしょ? だから凍えるような寒さってのは全然感じないんだ。凛とした寒さで、散歩してるととっても気持ちがいいんだよ!
画像をクリックすると大きくなります。
by walterb
| 2009-12-17 10:31
| 日常