2010年 01月 12日
日暈 |
「ん? なんでだ?」
父ちゃんが変な声出して首をひねったんだ。時刻は朝の七時半前。もうすぐ日の出っていう時間帯だよ。
いつものように農地を散歩してたら、空にでっかな虹が浮かんだんだ。
父ちゃん、綺麗な虹だよね。でも、なにが変なの?
「普通、虹は太陽の反対側にかかるんだ。でも、あれは東の空だ。太陽と同じ方角に虹なんて、聞いたこともない」
父ちゃん、あとで写真仲間に教えてもらったんだけど、これ、虹じゃなくて、日暈っていうやつだったんだ。にちうん、あるいは、ひがさって読むんだよ。
詳しいことはここでね。
でも、その時はこれが虹だとばかり思い込んでて、父ちゃんずーっと首を傾げっぱなしで、でも、考えてもわかんないものはわかんないから、「ああ、綺麗だな。それだけでいいや。早起きして綺麗な自然現象見られて、幸せだな、ワルテル、ソーラ」って、最後にはやけくそ気味で喚いて写真撮りまくってたよ。
でも、日暈、ほんとに凄いね。すぐに消えちゃったけど、とても綺麗だったよ!!
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by walterb
| 2010-01-12 09:38
| 日常