2010年 03月 25日
期待はずれの夕焼け |
こないだ、ドッグランで遊んだ帰り、父さんが空を見上げてにかって笑ったの。鱗雲が出てて、西の空が薄い黄色に染まりはじめてて、「こりゃ久々に凄い夕焼け見られるかも」って父さんの目、輝いてたの。
今年の冬はほんと変な冬で、綺麗な夕焼けほとんど見られなかったの。代わりに朝焼けは綺麗だったし日暈やダイアモンドダストは見られたんだけど、なんだかしっくり来ない冬なの。
だから、冬の終わりに素敵な夕焼け写真撮るぞって父さんはりきって「ちょっと帰りが遅くなるけど、母ちゃんとワルテルには我慢してもらおうな。夕焼け撮って帰ろうな、ソーラ」って撮影の準備はじめたの。
連休の終わりの日だったんだけど公園にはだれもいなくて、わたしのリード外してもらってもなんの問題もなかったの。っていうか、公園に人がたくさんいても、わたし、ノーリードで父さんについて歩けるの。ワルテルはだめなんだけど(爆)。
写真撮りはじめて10分ぐらいしたら、父さんが空を見上げて「ぬぅおおおおおおおおっ!」って叫んだの。
綺麗に空に浮かんでた鱗雲、西の方からやってきた鉛色の分厚い雨雲にあっという間に飲み込まれたの。夕焼けどころか、世界が鉛色に突然変わっちゃったの。
「なんだこら、てめえ、雨雲! おれに喧嘩売ってるのかっ!!!!」
父さん、雲を罵りはじめたの。
いくら周りに人がいないからって、公園でそんなことするのとっても恥ずかしいことだと思うの。わたし、だれかが来たら父さんとは他人のふりしようと思ったの。穴があったら入りたかったの。
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by walterb
| 2010-03-25 09:06
| 日常