2008年 07月 15日
雷雨のドッグラン |
夕方ドッグランに行って少し経ったら、雷が鳴りはじめたの。そしたら、ワルテル、途端にびくびくしはじめたの。
普段は尻尾ぴんと立てて、おれは強いんだぞ、偉いんだぞ、女の子は寄っておいで、男の子は近寄んなっ! ってアピールして歩いてるのに、尻尾だらり~んって下がって、ベロもだらり~んって垂れ下がって、はぁはぁが凄くなって、目は虚ろで、父さんのそばにくっついて離れなくなるの。
父さんたち人間は空を見上げて「やばいかな、これ?」なんて話してるの。そしたら突然、バタバタバタバタって音がして、大粒の雨が地面を打ちはじめたの。
人間たちもわたしたちも木の下に避難なの。もの凄い土砂降りで、最初のうちは葉っぱさんたちが傘の代わりになってくれたけど、すぐにそれも無駄になったの。生い茂った葉っぱさんたちの隙間から、雨がどんどこどんどこ落ちてくるの。
みんなずぶ濡れなの。でもね、普段は水嫌いのワルテルだけど、今日は雨なんかにかまってられないの。雷こわこわでぶるぶる震えてるの。父さんに「助けて、助けてよ、父ちゃん」って縋ってるの。
父さんは「冷たいからくっつくな、ワルテル!」ってワルテル邪険にするの。父さんはね、黒い箱につけるレンズってやつがはいったリュックサックを雨から守るので必死だったの。
土砂降りは一旦やんだけど、雷は鳴り続けてたの。ワルテル、怖ぶるるがおさまらないの。
わたしは雷平気だから、久しぶりに来た川上犬の黒酢と遊んだの。そしたらまた雨脚が強くなって、ドッグラン、泥沼みたいになったんだけど、一度火がついちゃったわたしと黒酢はとまらないの。雨なんかどうでもよくって、遊び続けたの。
父さんが「あ~、ソーラ~っ」って情けない声出してたけど、泥まみれになりながらわたしは遊び続けたの♪
雨は30分ぐらいであがったの。人間も犬たちもずぶ濡れで、わたしと黒酢は泥んこで、雷が鳴らなくなってもワルテルは怖ぶるぶるで、父さんは凄く疲れた顔してたの。
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by walterb
| 2008-07-15 09:35
| 日常